岩本恵里 official web site いわえりNOTE

涙を笑顔に変えるシンガーソングライター 岩本恵里のオフィシャルウェブサイトです。

思い出したこと。~失踪衝動~

思い出したこと。~失踪衝動~

先日購入した3冊の本の2冊目を読みながら寝ようとしていました。

これは漫画。
精神科入院病棟のお話。

こういう類の漫画は好き。

いろんな患者さんがいて、みんなそれぞれ持っているこだわりや行動には独自の理由があって、それを理解しようとする医療従事者の方々がいて、歩み寄ろうとする姿とかが、綺麗事抜いても本当に好き。

読みながら寝落ちすると思っていたのに、泣けてしまって読み終えてしまった。

失踪のことについて描かれている章を読んでいた時に思い出した。
自分が失踪しようとしていた時のこと。

電車で遠くへ行って、もうそのまま果てしなく乗り継いで知らない所へ行って、名前も変えて別人で生きようかと思った。
少しのお金と、ノートとペンと携帯電話、iPod。それだけ持って電車に乗った。
あ、サングラスと帽子もあったな。
戻ろうと思えたのは、子どもが泣く姿を想像できたのと1つのメッセージだった。

 
無断欠勤なんてしたことなかった。
そんな悪いこと。
でも、せずにはいられなかった。

たくさんの辛いことが重なって、当時働いていたファミレスを無断欠勤。
その頃通っていた心療内科に行ったけど、駐車場で引き返し、自分がその時までに知っていた一番遠くの駅へ電車で向かった。
その駅がその路線の終着駅。でもまだ乗り継げる。

電車を降りて外の空気を浴びる。

当時イヤイヤ始めたmixiに自撮りして投稿する。
もう消えるつもりで。最後の投稿のつもりで。

…今戻れば保育園のお迎えに間に合う。
だけどこのまま消えてしまいたい。

考えたのは、私がいなくなった後の子どものこと。
(元)旦那さんの家へ行くことになるだろう。
旦那さんの家族は子ども達と暮らせるようになってそれが普通になるだろう。
子ども達も私がいないことが普通になるだろう。

でも、子ども達の悲しさは永遠に消えないだろう。

…そう思ったら、辛いけど戻ろうと思った。

さっきの投稿にコメント1件。

「大丈夫かー。」
無理やりmixiに引きずりこんでくれた人。

空気が現実味を帯びた。

その帰り道に電車の中でノートにメモをしたのが『鈍行列車』の元。

 
そんなことがありました。
2007年10月だって。ブログさえ始める前。
思わず10年日記を読み返しちゃったよ(笑)

 
余談だけど、その時現実に戻してくれた人は、事あるごとに助けてくれた。
落ち込んだ時には相談に乗ってくれたし笑い飛ばしてくれた。外に連れ出してくれたり、ふと呼び出してくれたり。

自分のことヒーローだなんて言ってて当時はスルーしてたけど、振り返ればホントにそのとおりで、今もまだヒーローなんだ!

« »